果樹ある日々のブログ

素人が自宅でぶどうを育てています。

さっそく病気にやられてしまいました・・・

先週末の大雨から3日後のよく晴れた朝、いつものように眺めていると、新しい枝の表面に茶色っぽい帯状の斑点がたくさん出ているのを見つけました。前日までには気づかなったものです。

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病気かもしれないということでネットで調べてみると、どうも「黒とう病」のようです。枝や葉、果実などに発生して、枯らしたり見た目を悪くしたりします。一度発生すると冬を越して何度も発生しやすくなるかなりやっかいな病気のようです。

 

信じたくない気持ちで、普段ぶどう栽培の動画を視聴させて頂いている農家さんに写真をお送りしてお聞きしたところ・・・やはり黒とう病でした。ショックです。

 

薬でもある程度抑えられるようですが、今なら切ってもまだ伸びる時期であることや、新芽の段階で罹患した影響が長期に及ぶのではないかという不安があり、切り戻してしっかりと防除することにしました。お忙しい最中にも関わらずアドバイスを頂きましてありがとうございました。

 

本来発芽前の防除が重要らしいのですが(常識だと言われそうですが)、私はやっていませんでした。前に育てていたデラウェアでは何もしなくて平気だったのです。デラウェアは病気に強いと言われていますが、こんなに差があるとは思いませんでした。週末の大雨で泥が跳ねたのが原因かもしれません。苗木の枝は地面から近いので特に注意が必要だったのだと思います。

 

幸い枝の元近くの副梢が残せそうなので、それが伸びることを期待して、ぎりぎりのところでバッサリと切りました。

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 切った後は苗木表面の皮を剥ぎ、「オンリーワンフロアブル」を全体にスプレー。植え付け前に入れた牛糞堆肥のみでは窒素不足に見えましたので、樹勢回復のため化成肥料(15-15-15)を一つまみ撒きました。これで様子を見たい思います。

 

 

 

 

 

 

始まりはデラウェアから。

今回植えたブラックビートは私にとって2本目のぶどうです。初めて植えたのはデラウェアでした。粒は小さいですが、味も香りもいいですよね。値段が安いのも魅力です。

 

以前仕事で長野県の塩尻近くに住んでいたことがあります。その頃近くの直売所で売られていた朝採れのデラウェアを食べ、デラウェアってこんなに美味しいんだと知りました。普通のお店で売られているものよりも房も粒も大きめで、粒の直系は1センチ以上。甘さも香りも凝縮された感じで、東京へお土産に持ち帰っても大人気でした。ワインの産地だけあって、日照量も夜の涼しさもぶどうに適していたのでしょう。

 

それから他のぶどうもいろいろ買って食べるようになりました。そのうち自分でも育てられないかと思うようになり、3年前にホームセンターで適当に苗を買って植えたのが最初です。NHK趣味の園芸シリーズの小冊子を片手に見様見真似です。

 

スタートの苗の植え付けからして間違ったこともやっていましたが、細かやかなお世話に甲斐あり?2年目には少し実が採れるようになり、昨年は、小さいのも含めて60房くらい収穫できました。この時の写真をタイトルに使っています。

 

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3年かけて育てたデラウェアですが、予想以上の収穫に満足してしまうと今度は高級ぶどうを育ててみたいという欲求がムクムク出てきました。YouTubeでプロの農家の方がシャインマスカットやピオーネのなどの育て方を解説してくださるのを見ているうちに、もしかしたら自分にもできるんじゃないかという気がしてきたのです。

 

昨年末、ブラックビートの苗が届くと、妻の「えー、もったいないよ~」という言葉も聞かず、バッサリ伐採して植え替えてしまいました(デラ、ごめんよ~)。

 

デラウェアはその名の通り北米原産で、病気に強く湿気の多い日本の気候でも育てやすいと言われています。一方ブラックビートはそれなりに気を使わないといけないようですが、せっかく家庭で育てるので農薬は極力使わず、ヘルシーで美味しいぶどうを育ててみたいと思います。

 

 今日のぶどうです。先週は肌寒い日が多かったせいかちょっと停滞気味?

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ブラックビート

今回植えたのはブラックビートという品種です。超大粒の藤稔と美味しいピオーネを掛け合わせたというだけあって、粒が大きくて美味しいぶどうです。一粒20g超えの大粒も狙えるようです。山梨県の業者さんから苗を取り寄せました。

 

香りがないという評価もありますが私は特に気にしたことがありません。甘いけどあっさりして食べやすいぶどうです。

 

品種を決める前に手に入れやすいぶどうは何種類か買って食べてみました。ピオーネも好きなぶどうですが、東京ようなに暑い場所では色がつかない心配があります。ブラックビートは色がつきやすいということもあって選びました。シャインマスカットも人気ですが、私は赤や紫色のぶどうが好きですね。

 

今日は日差しに恵まれて暖かい1日でしたが、苗になんとなく元気がなく、葉っぱが垂れ下がっています。水切れ起こしていないかということで、苗の周りを土手のように囲ってその中にたっぷりと冠水しました。これでしばらく様子を見ます。今さらですがワラでマルチもしようと思います。

 

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ぶどうの垣根をめざします。

もっと広い土地があれば、ぶどう園のように棚いっぱいにつるをはりめぐらせてみたいのですが、さすがにそうはいきません。なにせうちの南側のスペースは幅3メートルちょっと、面積1坪くらいのものでしょう。

 

そこで高さで日当たりの面積を稼ごうということで、前の道路に面したフェンスに這わせることにしました。垣根仕立てというそうです。ヨーロッパのワイナリーも垣根仕立てが多いようです。

 

苗木の真上を通るように地面から高さ80センチの位置にワイヤーを張り、そこに主枝を左右に這わせませす。この主枝から、実をならせる枝(結果枝)を毎年出させる計画です。

 

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今年の目標は、左右両端までしっかりとした主枝を伸ばせれば、というところ。うまくいきますかどうか。

 

今朝の様子です。3日前より少し葉っぱが大きくなったよう気がしますが、今週は気温が低かったせいかあまり伸びていない感じです。芽が風で折れないよう、支柱に誘引しました。

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今日から初めます。

東京の住宅街にある、「庭」と呼ぶには小さな自宅のスペースに昨年末ブドウの苗を植えました。

 

財布の中身を気にせず、お腹いっぱい好きなぶどうを食べられたら、というシンプルな欲求がモチベーションです。

 

桜の満開とほぼ同じ頃、苗から発芽始まりました。ちゃんと実が採れるまで3年かかると言われていますが、成長の様子を記録していきたいと思います。

 

ブログを通して、ぶどうやフルーツを育てるのが好きな方々とのコミュニケーションや情報共有をして行けたらと思っています。

 

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3月半ば 発芽が始まった頃。

その後暖かい日が続き、今は芽が伸びて葉っぱも大きくなってきました。

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芽が伸びて葉っぱが増えてきました。

これからもっと暖かくなり、ぐんぐん育っていくのが楽しみです。